今回はDokcerHub、ホストOS、コンテナというキーワードに焦点を置いてDockerの基本的なコマンドをみていこうと思います。まだDockerがインストールされていない方はこちらを参考にしてください。
今回扱う範囲
(簡単に)用語解説
DockerHub
→クラウド上にあるDockerイメージの保管と共有するためのリポジトリ(倉庫)
ホストOS
→自PCに搭載されているOS(MacOS、Windows10、Linuxなど)
コンテナ
→ホストOS上で仮想的な区画を用意して管理・実行する
※コンテナについては概念が少し難しいため、今回は深くは取り上げていません。気になる方はこちらをどうぞ
では実際にコマンドを使用しながら動作をみていきます。
DockerHubからホストOSにイメージをプルする
今回はubuntuと呼ばれるDebianベースのLinuxオペレーティングシステムを使用します。
DockerHubでのubuntuのイメージ名を調べておきます。
ではDockerHubにあるイメージをホストOSにプルしましょう。
ーコマンド公式ー
docker pull <image>
※imageはDockerコンテナの元となる
では実際にターミナルで実行します
$ docker pull ubuntu
ホストOSにプルしたイメージを確認する
$ docker images
ホストOSにプルしたDockerイメージが存在することが確認できます。
ホストOSにプルしたイメージでコンテナを作成・起動し、コンテナに入る
ーコマンド公式ー
docker run -it <image> bash
$ docker run -it ubuntu bash
指定したホストOSにあるubuntuイメージをシェル指定して(bash)実行し、コンテナを作成・起動し、コンテナに入る。
※もしローカルに指定したイメージがなければ、DockerHubから取ってくる。
画像はubuntuコンテナ内に入り、ディレクトリやファイルを確認する「ls」コマンドを使用しています。
docker run コマンドは下記の二つのコマンドを同時に実行している。
コンテナを作成:docker create <image>
コンテナを起動:docker start <container ID>
※docker start -a <container>-aオプションを付与することでコンテナにアタッチします。
コンテナから抜ける
$ exit
この状態ではコンテナから抜けましたが、コンテナ自体はまだ動いています。
コンテナの確認
起動中のコンテナを参照する
$ docker ps
存在する全てのコンテナを参照する
$ docker ps -a
コンテナを止める
ーコマンド公式ー
docker stop <container ID もしくは container Name>
$ docker stop 8bb7bc1de690
再度コンテナを起動させ、コンテナに入る
ーコマンド公式ー
docker restart <container ID もしくは container Name>
→コンテナの再起動
docker exec -it <container ID> bash
→コンテナに入る
$ docker restart 8bb7bc1de690
$ docker exec -it 8bb7bc1de690 bash
今回以上となります。
DockerHubのイメージをホストOSで取得し、コンテナを作成するところまで見ていきました。基本的なDockerコマンドとなりますので、しっかりと抑えておきたところです。
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