「インターネットの契約プランに1Gbpsや10Gbpsと書いてあるけど、結局どれがいいの?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?実は、数字が大きいほど速いのは確かですが、「自分の使い方に合っているか」を見極めることが大切です。
この記事では、100Mbps、1Gbps、10Gbpsの違いを、専門知識がなくてもわかるように解説します。
帯域(bps)は「道路の幅」と考えるとわかりやすい
通信速度を表す「bps(ビット・パー・セカンド)」は、1秒間に送れるデータの量のことです。
これを道路に例えると、イメージが掴みやすくなります。
- 100Mbps(一般道):
1車線の道路。1台の車(データ)ならスムーズですが、家族全員で使うと渋滞します。 - 1Gbps(高速道路):
現在の標準。10車線くらいの広さがあり、動画視聴やゲームもスイスイ進みます。 - 10Gbps(超巨大ハイウェイ):
100車線以上の広大な道路。プロ向けで、どんなに大きな荷物も一瞬で運びます。
実際の待ち時間はどれくらい変わる?
理論上の数値だけではピンときませんよね。
「10GB(高画質映画 約2本分)」のデータをダウンロードした時の時間の違いを見てみましょう。
| 規格 | ダウンロード時間の目安 | どんな人におすすめ? |
| 100Mbps | 約 14分 | Web閲覧、メールが中心の人 |
| 1Gbps | 約 1分20秒 | 動画、ゲーム、テレワークをする人(推奨) |
| 10Gbps | 約 8秒 | 大容量の動画編集や、最新ゲームを爆速で落としたい人 |
※実際の速度は、お使いの環境により変動します。
注意!「1Gbps契約」なのに遅い原因は?
単に契約プランを変えるだけでは、速度が出ないことがあります。以下の「ボトルネック(目詰まり)」の概念を知っておくことが重要です。
- 「最も遅い機器」に合わせられる
ネットワークの速度は、PC、ルーター、ケーブル、回線の中で「一番性能が低いもの」に合わせて制限されます。- 例: 10Gbpsのネット回線を契約しても、PCの差込口(LANポート)が1Gbps対応なら、速度は1Gbpsしか出ません。
- 例: 10Gbpsのネット回線を契約しても、PCの差込口(LANポート)が1Gbps対応なら、速度は1Gbpsしか出ません。
- LANケーブルの「カテゴリ(CAT)」
ケーブルにも対応速度があります。ケーブルに印字されている文字を確認してください。- CAT5 (カテゴリ5): 100Mbpsまで。(ここがボトルネックになりやすいです)
- CAT5e / CAT6: 1Gbps対応。(現在の主流)
- CAT6A / CAT7: 10Gbps対応。(10Gを使うならこれが必要)
- パソコンの受取口(LANポート)
パソコン側の差込口が古い規格だと、せっかくの高速回線も宝の持ち腐れになってしまいます。 - 「bps」と「バイト」の違い
よくある誤解ですが、1Gbps = 1秒間に1ギガバイト(GB)ダウンロードできるわけではありません。- b (ビット): 通信速度の単位
- B (バイト): ファイルサイズの単位
- 1 Byte = 8 bit なので、ファイルサイズとしての速度を知るには 8で割る必要があります。
- 1Gbps ÷ 8 = 125 MB/s (1秒間に125メガバイト転送)
あなたに最適な速度はどれ?
最後に、選び方の基準をまとめました。
- 1Gbpsで十分な人(9割の方):
YouTubeの4K動画を見たり、オンラインゲームを楽しんだり、テレワークをするなら1Gbpsで全く問題ありません。現在の「最もコスパが良い」選択肢です。 - 10Gbpsが必要な人:
「数GBの動画素材を毎日アップロードする」「家族全員が同時に高画質な通信を行う」「最新ゲームのアップデート(数50GB〜)を数分で終わらせたい」というこだわり派の方。 - 100Mbpsで十分な人:
スマート家電(IoT)の接続や、メール、ニュースサイトの閲覧がメインの方。
まとめ
ネットワークの速度は、単なる数字の大きさだけでなく、「自分の用途に合っているか」、そして「家の中の機器(ケーブルなど)が対応しているか」がセットで重要です。まずは、今お使いのLANケーブルに書かれた「CAT(カテゴリ)」を確認するところから始めてみませんか?

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