100Mbps、1Gbps、10Gbpsの違いとは?ネット速度の選び方と失敗しないための注意点

ネットワーク

「インターネットの契約プランに1Gbpsや10Gbpsと書いてあるけど、結局どれがいいの?」

そんな疑問をお持ちではありませんか?実は、数字が大きいほど速いのは確かですが、「自分の使い方に合っているか」を見極めることが大切です。

この記事では、100Mbps、1Gbps、10Gbpsの違いを、専門知識がなくてもわかるように解説します。

帯域(bps)は「道路の幅」と考えるとわかりやすい

通信速度を表す「bps(ビット・パー・セカンド)」は、1秒間に送れるデータの量のことです。
これを道路に例えると、イメージが掴みやすくなります。

  • 100Mbps(一般道)
    1車線の道路。1台の車(データ)ならスムーズですが、家族全員で使うと渋滞します。
  • 1Gbps(高速道路)
    現在の標準。10車線くらいの広さがあり、動画視聴やゲームもスイスイ進みます。
  • 10Gbps(超巨大ハイウェイ)
    100車線以上の広大な道路。プロ向けで、どんなに大きな荷物も一瞬で運びます。


実際の待ち時間はどれくらい変わる?

理論上の数値だけではピンときませんよね。
「10GB(高画質映画 約2本分)」のデータをダウンロードした時の時間の違いを見てみましょう。

※実際の速度は、お使いの環境により変動します。


注意!「1Gbps契約」なのに遅い原因は?

単に契約プランを変えるだけでは、速度が出ないことがあります。以下の「ボトルネック(目詰まり)」の概念を知っておくことが重要です。

  1. 「最も遅い機器」に合わせられる
    ネットワークの速度は、PC、ルーター、ケーブル、回線の中で「一番性能が低いもの」に合わせて制限されます。
    • 例: 10Gbpsのネット回線を契約しても、PCの差込口(LANポート)が1Gbps対応なら、速度は1Gbpsしか出ません。

  2. LANケーブルの「カテゴリ(CAT)」
    ケーブルにも対応速度があります。ケーブルに印字されている文字を確認してください。
    • CAT5 (カテゴリ5): 100Mbpsまで。(ここがボトルネックになりやすいです)
    • CAT5e / CAT6: 1Gbps対応。(現在の主流)
    • CAT6A / CAT7: 10Gbps対応。(10Gを使うならこれが必要)

  3. パソコンの受取口(LANポート)
    パソコン側の差込口が古い規格だと、せっかくの高速回線も宝の持ち腐れになってしまいます。

  4. 「bps」と「バイト」の違い
    よくある誤解ですが、1Gbps = 1秒間に1ギガバイト(GB)ダウンロードできるわけではありません。
    • b (ビット): 通信速度の単位
    • B (バイト): ファイルサイズの単位
    • 1 Byte = 8 bit なので、ファイルサイズとしての速度を知るには 8で割る必要があります。
      • 1Gbps ÷ 8 = 125 MB/s (1秒間に125メガバイト転送)



あなたに最適な速度はどれ?

最後に、選び方の基準をまとめました。

  • 1Gbpsで十分な人(9割の方):
    YouTubeの4K動画を見たり、オンラインゲームを楽しんだり、テレワークをするなら1Gbpsで全く問題ありません。現在の「最もコスパが良い」選択肢です。
  • 10Gbpsが必要な人:
    「数GBの動画素材を毎日アップロードする」「家族全員が同時に高画質な通信を行う」「最新ゲームのアップデート(数50GB〜)を数分で終わらせたい」というこだわり派の方。
  • 100Mbpsで十分な人:
    スマート家電(IoT)の接続や、メール、ニュースサイトの閲覧がメインの方。


まとめ

ネットワークの速度は、単なる数字の大きさだけでなく、「自分の用途に合っているか」、そして「家の中の機器(ケーブルなど)が対応しているか」がセットで重要です。まずは、今お使いのLANケーブルに書かれた「CAT(カテゴリ)」を確認するところから始めてみませんか?

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