LocalWPで作ったWordPressサイトを本番公開する方法|サーバー選び・移行・SSL設定まで完全ガイド

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LocalWPで自分のパソコンの中に作り込んだWordPressサイト。いよいよインターネットに公開したいけれど、「サーバーは何を選べばいい?」「移行の途中でデータが壊れたら怖い」と、最後の一歩で止まっていませんか。

この記事を読めば、サーバー選び → WordPressの設置 → ローカルからの移行 → SSL設定 → 公開という流れを、一度も迷わずにたどれるようになります。専門用語にはその都度かんたんな補足を入れているので、インフラに詳しくなくても大丈夫です。


そもそも「本番公開」とは?──ローカル環境との違い

最初に、いま自分がどこにいて、これから何をするのかを整理しておきましょう。

LocalWP(Local)は、あなたのパソコンの中だけにWordPressを動かす「ローカル環境」を作るツールです。とても便利ですが、そのサイトを見られるのはあなたのパソコンからだけ、という大きな制約があります。世界中の誰かにアクセスしてもらうには、インターネット上に「置き場所」と「住所」を用意する必要があります。それが本番公開です。

用語意味
ローカル環境自分のパソコンの内部だけで動くWordPress。ネットには公開されていない状態。
レンタルサーバーWebサイトのデータを保管し、24時間インターネットに公開してくれる「土地」のようなサービス。
独自ドメインexample.com のような、あなた専用のサイトの「住所」。
DNSドメイン(住所)とサーバー(土地)を結びつける案内係。これが切り替わって初めて、訪問者があなたのサイトにたどり着けます。

つまり本番公開とは、「レンタルサーバーという土地を借り、独自ドメインという住所を付け、ローカルで作ったサイトをそこへ引っ越しする」作業です。


【全体像】ローカルから本番公開までの4ステップ

やることは大きく4つです。

  1. サーバーとドメインを用意する
  2. 本番にWordPressを設置する
  3. データを移行する
  4. SSL化して公開・確認する

LocalWP(PCの中)からスタートして、上記の4ステップを順番にこなすだけです。以降でそれぞれを詳しく解説します。


ステップ1:本番用のレンタルサーバーと独自ドメインを用意する

技術に明るい方ほど「AWSやVPSで動かすべきか?」と迷いがちですが、個人のWordPressブログにVPSやクラウドは過剰です。サーバーの構築や保守を自分でやることになり、つまずきポイントが増えます。

種類特徴個人ブログ向け?
VPS/クラウドサーバーをまるごと自分で設定・管理する自由度の高いサービス。運用の手間がかかる。
レンタルサーバー(共用)WordPressの設置やSSLをボタン操作で済ませられる管理おまかせ型。

初めての本番公開でつまずきたくない方には、移行ツールやSSL設定が整っている次の2社が広く選ばれています。

  • ConoHa WING:表示速度に定評があり、個人ブログでの利用者が多いサーバー。サーバー契約・ドメイン取得・WordPress設置・SSL設定までを一気に終えられる「WordPressかんたんセットアップ」が便利。料金を抑えつつ手早く始めたい方向け。
  • エックスサーバー:国内シェア上位で運用実績が長く、安定性を重視する方に選ばれてきたサーバー。10日間の無料お試しがあり、いきなり課金するのが不安な方でもまず触ってから判断できる。
🔗 サーバー選びで迷ったら 料金・速度・使いやすさを項目ごとに比較したConoHa WINGとエックスサーバーの徹底比較もあわせてどうぞ。目的別にどちらが向いているかが分かります。

▼ まずは本番用サーバーを用意しましょう(迷ったらこの2択)


ステップ2:本番環境にWordPressを設置する

サーバーを契約したら、その上にWordPress本体を置きます。やり方は2通りあります。

  • 契約と同時にまとめて設置する:ConoHa WINGの「WordPressかんたんセットアップ」のように、申し込みの流れの中でサーバー・ドメイン・WordPress・SSLまで一括で用意する方法。いちばん手間がかからない。
  • あとから個別に設置する:各社の「WordPress簡単インストール」機能で、ドメインを指定してWordPressを後付けする方法。サーバーだけ契約済みの場合はこちら。

この時点では「中身が空っぽのWordPress」が本番側に立ち上がった状態です。次のステップでローカルのデータを移し込みます。

本番側の管理者ユーザー名・パスワードは必ず控えておきましょう。次の移行作業のあとでログインする際に必要になります。


ステップ3:LocalWPのサイトを本番へ移行する

サーバー各社の「かんたん移行」機能は、主に公開済みの他社サーバーから乗り換えるための機能です。LocalWPはネットに公開されていないローカル環境なので、ここでは無料プラグイン「All-in-One WP Migration」を使うのが王道です。データベースもメディアも丸ごと1ファイルにまとめて運んでくれます。

データベースとは、記事の本文や設定など、サイトの中身が保存されている場所です。WordPressの手動移行が難しいのはこの移行が絡むためですが、プラグインが自動でやってくれます。

手順は「ローカル側で書き出し → 本番側で読み込み」の2段階です。

  1. LocalWPの管理画面で「All-in-One WP Migration」をインストール・有効化する。
  2. 「エクスポート」→ エクスポート先に「ファイル」を選ぶと、.wpress 形式のファイルがダウンロードされる(=引っ越し荷物)。
  3. 本番側のWordPressにも同じプラグインを入れ、「インポート」から .wpress ファイルを読み込む。
  4. 読み込み後、「設定 → パーマリンク」で何も変えずに「変更を保存」をクリックする。

無料版は読み込めるファイルが512MBまでです。LocalWPで作りたての小規模サイトなら画像込みでも収まることがほとんどなので、まずはそのまま試してOKです。上限を超える場合の対処は以下の3つです。

  1. 画像を軽くする
  2. サーバーの php.ini 設定でアップロード上限を引き上げる
  3. エクスポート時に「メディアライブラリをエクスポートしない」を選び、画像(wp-content/uploads)はFTPソフト(FileZillaなど)で別途アップロードする

また、移行後はログイン情報がローカル側のものに置き換わります。ローカル環境の管理者ユーザー名・パスワードでログインしてください。


ステップ4:SSL化して公開・最終確認する

SSLとは通信を暗号化し安全を示す仕組みです。設定がないとブラウザに「保護されていない通信」と警告が出ます。今やすべてのサイトに必須の設定です。

多くのレンタルサーバーには「無料独自SSL」が用意されています。基本の流れは次のとおりです。

  1. サーバー管理画面で対象ドメインの「無料独自SSL」をON(利用する)にする。反映まで少し待つ。
  2. WordPress側のアドレスを http:// から https:// に切り替える。ConoHa WINGなら「WordPressかんたんSSL化」ボタンで自動化できる。
  3. ドメインのネームサーバー(DNS)を契約したサーバーのものに切り替える。これが最後の仕上げで、ここで初めて訪問者がサイトを見られるようになる。

DNSの切り替えは反映まで24〜72時間かかることがあります(DNS浸透)。切り替えが終わるまで移行元のデータは消さずに残しておくと安心です。

公開できたら最後に3点を確認しましょう。

  1. トップや記事が https:// で正しく表示されるか
  2. 画像が表示されるか
  3. 管理画面にログインできるか

3点とも問題なければ本番公開は完了です。公開できたら「サイトマップの登録」も済ませましょう。詳しい手順は別記事「WordPressのサイトマップとSearch Console設定完全ガイド」で解説しています。


例えるなら「自宅の作業部屋から、駅前にお店を開く」こと

本番公開の要素例え
LocalWP(ローカル環境)自宅の作業部屋。自分だけが見られる場所でサイトを作り込んでいる状態。
レンタルサーバー駅前に借りる「土地」。人通りのある場所にお店を構えるイメージ。
独自ドメインお店の「住所」。これがないとお客さんは来られない。
移行プラグイン引っ越し業者。作業部屋のデータをそっくり新しいお店に運んでくれる。
SSL(https化)お店の「鍵のかかった扉」。安心して入ってもらうための備え。

作業部屋でいくら良い商品を作っても、お店を開かなければ誰も来られません。本番公開とは、あなたの作品を世の中に開く作業なのです。


まとめ:4ステップで、あなたのサイトは世界に公開できる

  1. レンタルサーバーと独自ドメインを用意する
  2. 本番環境にWordPressを設置する
  3. All-in-One WP Migrationでローカルから移行する
  4. SSL化して、表示を確認し公開する

最初の関門はステップ1のサーバー選びです。シンプルに考えましょう。コスパと手軽さで選ぶなら ConoHa WING、まず無料で試してから決めたいなら エックスサーバー。この2択で十分です。


▼ まずは本番用サーバーを用意しましょう(迷ったらこの2択)


参考リソース

  • All-in-One WP Migration(WordPress公式プラグインページ):移行プラグインの入手と概要
  • ConoHa WING サポート「WordPressかんたん移行/かんたんSSL化を利用する」:ConoHa公式の移行・SSL手順
  • エックスサーバー マニュアル「WordPress簡単インストール/独自SSL設定」:エックスサーバー公式の設置・SSL手順

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