今回はMacでコマンドにエイリアスを設定しています。
エイリアス(alias)とは?
簡単に言うと一つのものに対して様々な名称をつけることです。
そのつけた名称どれでもその一つのものを指します。要は別名です。
ちょっとわかりづらかった方はこちらもどうぞ。
コマンドにエイリアス設定をするとは?
コマンドにエイリアスを設定すると普段よく使用するコマンド入力を短縮することができます。
例えば、以下のコマンドはカレントディレクトリの下にある(隠しファイルを含めた)ファイルやディレクトリの詳細情報を更新履歴の新しい順に表示します。
$ ls -alt
このls -altの部分をls という別名(エイリアス)をつけると
$ ls
このコマンドで先ほどと同じコマンド(ls -alt)を実行したことになります。
これはあくまで例なので、もっと短縮したい方は
$ l
でもいいです。短すぎても分からなくなるので覚えやすいエイリアスを設定しましょう。
では、エイリアスを設定していきます。
.bashrcファイルにエイリアスを記述する
ホームディレクトリに移動し、.bashrcに設定したいコマンドのエイリアスを記述します。
$ cd ~
$ vi .bashrc
<エイリアス設定>
alias エイリアス名=’コマンド’
.bashrc内に以下を記述(viを初めての方はこちらを参考にしてみて下さい)
alias ls=’ls -alt’
※ =(イコール)の間にスペースを入れるとエラーになります。
.bashrcの設定はこれで完了です。
.bash_profileに.bashrcを読み込ませる
.bash_profileファイルもホームディレクトリに作成します。この.bash_profileはターミナル起動時に読み込まれます。
そのため、.bashrcもターミナル起動時に読み込ませるため.bash_profileに設定します。
$ vi .bash_profile
source ~/.bashrc
これでターミナル起動時に.bashrcに設定した内容が反映されます。
$ ls
ls -altの時と同じ結果が返ってきているかと思います。
その他、個人的におすすめするエイリアスコマンド
alias rm=’rm -i’
→rmコマンド実行時、削除して良いかの確認を尋ねてくます。 y(削除する)/n(削除しない)
alias find=’find . -name’
→カレントディレクトリ以下に指定したファイルがあるかを確認してくれます。
alias less=’less -N’
→各行数を含めたテキストファイルを1画面ずつ表示するコマンドです。
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